理子は浮かれながら

家に向かおうとした瞬間

凉が立っていた。


それを見た理子は

早足で家の中に入ろうとした瞬間


「理子!
 
 バイトとか言って

 男と会ってたのか!」


「違うって、今の人は!」


「何が違うんだ!

 今、一緒に歩いてただろ!」


「だから、違うって言ってるじゃん!」


理子は凉に朝の事を話し

今の偶然の出来事を話した。


「だからって

 一緒に帰ることないだろ!」


「うるさい!

 お兄ちゃんには

 関係のないことでしょ!」


また、ケンカが始まってしまった。