「理子ちゃん!

 これ、もらってくれるかな。」


カナエは理子にブーケをあげた。


「いいの!

 うれしい~!」


「次は理子ちゃんと翼君だよ!」


「まだ、まだ、無理かな・・・。

 お兄ちゃんが許すまで。」


「そんなことないでしょ!

 前よりずっと進歩してると思うよ。

 今は愛実に夢中だから。」


「ん・・だね!」


理子とカナエが話してる時

翼のもとに凉が来た。


「・・・お前・・

 理子を頼んだぞ!」


「え?」


「え?ってなんだ!」


「いや、そのビックリして・・。」


「やだったらいいんだぞ!」


「いえ!・・はい!もちろんです!」


「お前を信じてるから!」


「分かりました。

 俺も、お兄さんのように

 理子さんを幸せにします!」


凉は笑って翼の方を

叩いて行ってしまった。