凉は笑っていた。


「・・・俺にくれよ・・

 お前と子供・・。」


「え?・・・」


カナエは凉の言葉に

驚いていた。

すると凉は

座っているカナエを

抱きしめ


「俺にはお前が必要だ・・。

 今頃気付くなんて

 遅すぎたのかもしれないけど

 俺に中には

 お前がいるのが

 当たり前になっていたから・・

 だから、この二日間

 すげー寂しかった。

 俺にはお前が必要だ。

 俺じゃあダメかな・・。」


カナエは凉の顔を見つめ


「すごく嬉しいんだけど

 嬉しいけど・・・

 凉の子供じゃないんだよ。

 ・・・それでもいいの?」