『…そうだよ。あーあ、できるならずっと、君の隣で笑ってたかったな。…君の笑顔、守りたかったな。』 「隣に、いるんじゃないの?」 『…隣には、いないよ。“そば”にいるんだ。君の隣は、空けとかなきゃ。』 どうして…? ずっとそばに居るって言ったのに? 私の隣は、 君だけのものなのに。 『…それは違うよ。僕は、君に幸せになってほしいんだ。…僕はもう存在しないから。だから…僕じゃ、君を幸せにできないから…。』