ぼーーーーー。

「ぇ!  ねぇッ!!」
!?
「蘭・・・」
「どうしたの?ぼーっとして。」
「う・・・ん」
ズイッッ
「なに?なに?」
「ちょっと!!夏樹は関係ないから!!」

「で、なんなの??」
蘭が興味深々な顔で聞いてくる。
「あ・・・うん」
「えっとね、今日変な夢見たんだ。」
「どんな夢だったの??」

私がいたのは、どこかの田舎みたいなのどかなところ。
そこには、たくさん人がいて犬もたくさんいて、にぎやかなアパートみたいだった。
私はそこの2階にいて、そこの大家さんと話していたんだけど・・・
横に、1人の男の人がいて寝てた。
その人は私と一緒に住んでいるらしくて、でもその顔がどこかで見たことがある顔だった。
大家さんとの話がおわったあと、その男の人とケーキを作ったんだけど、その男の人の誕生日ケーキだったみたい。

「ふーん。よくある夢じゃない。てか、紗希が欲求不満なだけでしょ。」
「そうそう」
!?
「ちょっと!!夏樹、立ち聞きしてたの??」
「だって気になるんだもーん♪」
「信じらんない(怒)」

ん?
な、夏樹だよね??
あれ???