ズキっ

突然左肩に走った痛みに
顔を歪めずにはいられなかった。

制服の上から触ると、
包帯の感触が伝わってきた。

その感触が、我に返らせた。


もうここに戻ることはないんだ。
…二度と。


顔をあげると相変わらず
太陽に照らされ、
キラキラと輝いているように見える
マウンド。