「じゃあこのレタス、適当にちぎって
水にさらしておいてね」
「うん」
ジャーーーーー…
「どう?新しいとこには馴染めそう?」
唐突なお母さんの言葉で、
中田の顔が頭をよぎった。
いや、今日のことは言わないけどね!
「うん!大城美那っていう子とね、仲よくなれたよ。
美那は学級委員とか部長やってて、めっちゃ人気者なの!
私と仲良くしてもらって、もうほんとありがたや~だよ」
「もう名前で呼び合える仲なの?
よかったじゃない♪」
「うん。うまくやっていけると思う!」
本当に、うまくやっていけると思うんだ。
だからもう心配しないでね、お母さん。