「今日の演劇…周り見ながら慎重にやれ」
「あ、あったりまえじゃん!?人気遣うくらい…「違ぇっつの…はぁ」
あたしの頭の中は?まーくであふれかえった。
同じクラスの人たちに気遣う、って意味じゃなくて?
ザワザワと舞台の向こう側から聞こえる、舞台裏では、衣装に着替えたみんなが緊張した面持ちで待っていた。
『まもなく、学園演劇を開催いたします…―――――』
「…俺前に言ったっけ?」
「何を」
「演劇中、俺に襲われんじゃねーぞ?♫」
「聞いたし、襲われないし!//」
それだけ言うとあたしを舐めまわすように見た。
「昨日の晩は襲われてたくせに」
「!!!!!///」
コイツ…あたしの緊張を高めようって―の?!
思い出しただけで熱くなるし…
いや、今は演劇に集中だ!