「ねぇ、重たい。…ねぇってば!」
「…るせぇなぁ…」
あたしの部屋。明らかに不自然なのは、あたしの膝に頭を預けるコイツの光景。
「何、膝枕してやろうか?」
「ばっかじゃないの?!」
さっきからこんなしょうもないやりとりばかり。
はぁ…あたし、なんでこんな男に捕まったんだろう。
「タラシらしく、他の子と遊んでればいいじゃん…」
「……飽きたし。」
「はぁ!?」
何、その言い草!やっぱり、最低男だわ。
遊ぶだけ遊んで、期待させて、飽きたらポイ?!!
どうせ、あたしもそうなんだろうけど…
なんか悔しいよね…
…そうならないように、踏ん張ってやろうじゃん。
コイツを振り回して…
最後は…