「ねぇ、何して…」 あたしが南さんを覗きこんだ時だった。 きっと周りには聞こえないように耳打ちしたんだと思う。 「何って…‘オシオキ’?♪」 「なっ!?また兄弟喧嘩!?」 「違ぇーよ、バカ」 「ふぇ?」 気付けば、視界が暗くなっていた。 なんか、温かい。