「転校生がくる。門まで迎えに行け。」


高圧的に告げる会長。

「すいません。今日は風紀との定期会議があるので…多分副会長なら、今日は会議はいってませんよ。」


「…ちっ。まち、おまえ行ってこい。」

副会長の名前を呼びながら
私を嫌そうにじろりと会長は見た。

…。
私…会長に嫌われるようなことしたのかなぁ…
名前も読んでくれないし…にらまれるし…
なんて思っていたら。

「はい。」

と言って副会長は出掛けていった。