っ…その前にこの学園の話をしておこう。


この学園は初等部から高等部まである…いわゆるエスカレーター式の学園。


集まる生徒たちは
日本の社会をささえているお金持ちの子供たち。


初等部までは
親とすごし。

中等部からは学園の寮で生徒全員が過ごす…

すこし変わった学校。


さらにお金持ちの子供にもしもがあってはいけないと中等部からはほんとうにここ日本か!?と思うぐらい広大な森の中に立てられている。


普通の世間とは遮断された生活がもたらしたのは

学園事態が1つの国のように
法をつくり、
罰をつくり、
綺麗で優秀な王様をつくる事だった。

王様は生徒達の
憧れの的で

つまりは
綺麗で優秀でいい家柄。

王様を支える側近たちもまたしかり

王様は生徒会会長
として君臨し

側近たちは生徒会役員という立場で王様を支えた。

与えられた仕事を全うし
学園を納めていた



そこに現れた
滅多にこの学園にはない
転校生が

この学園という国を
大きく大きく揺るがした。