ガヤガヤと
生徒会室にはいってくる生徒会のみんな。

そしてそのまん中にいるのは転校生…


辛くなるのが目に見えているから
書類に私は目をもどした。

そのまま書類と向き合っていると


「庶務。」


副会長日山万智斗(ヒヤマ・マチト)の声私に話しかけるなんて仕事のこと?

なんて思い顔をあげた。


「なんでしょう?」


そういうと、
思いっきりしかめっ面で

「なんでしょう?じゃないですよね。お茶をいれなさいのろま。」

あたりまえのように告げる副会長に

「すいません、この書類が終われば入れます。」


無数の書類から一枚を指し示していうと

「いいからいますぐ。どうせたいした仕事なんてしてないんでしょう。速くしなさい。」

そう私を副会長は急かした
ちなみに

ご飯を最後に食べたのは
昨日の朝。

最後の目覚めは一昨日の晩机に突っ伏してうたたね

もはや慢性化した隈にだけはファンデをのせて。


生徒会のみんなが馬鹿にされないよう、
身なりだけはちゃんと整えてるけど…


ギリッと口の中で歯を噛み締めて、

給湯室に私はむかった。


口の中には鉄臭い味が広がっていて、

それでも噛み締めたままだった。

そうじゃないと
涙が零れるから。