明日の朝の貴方に妄想を膨らませながら、私は早々に意識を手放していった。
薄ら笑いを浮かべて眠りに就く私の顔は、自分で想像できる程気持ちが悪いものでしたが、迫り来る睡魔と同時進行でしか妄想できなかったんですから仕方ありません。
幸い、貴方は眠っていて気持ち悪い私を知るのは私だけです。
そうして、目覚めた姫をどんな言葉で虐めようか考えながら、考えが纏まる前に睡魔に蝕まれた海賊は、朝から姫の反撃に遭う羽目になる事も知らず幸せな眠りに着いた。
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