深夜三時を回る頃、私はようやく店を片付け戸締まりを終えた。

 薄暗い住処に侵入し、そのままバスルームに向かい最小限にシャワーの音を絞って、今日一日の汗を流すと、やっぱり最小限の足音で寝室に向かう。

 一体この家は誰の家なんでしょうか。

 こんな窮屈な思いをしているのに、何故か嬉しかったりする私は変人。

 貴方が同じ屋根の下に居るという事実は、私にとって正直嬉しい事なんです。

 例え、貴方にとって不可抗力でも。

 あぁ、これで貴方が病人でなければ、本当に襲っているんですけどねぇ。