「おはよう、赤ずきん」

パン屋のおじさんが窓から顔を出した。

「おはよう。今日も出来立てのパンのいいにおいね」

「おはよう、赤ずきん」

家の前のベンチに座っているおばあさん。

「おはよう。もう体調は大丈夫?」

「ああ。もうすっかり元気だよ」

「よかった。また何かあったら言ってね」

「すまないねぇ」

「赤ずきんおはよー!」

双子のミキとマキがやってきた。

「おはよう。今日も元気だね!」

「うん!ねえまた一緒に遊ぼ!」

「いいわよ。でもちょっと用事があるからまたあとでね」

「わかった!おうちで待ってるからね!」

二人はスキップしながら家に帰っていった。