「大丈夫かよ…」


はあー。
どうにか間に合った。

山岸は心底不思議そうに戸惑っていた。

明らかに頭の上にはハテナマーク。


悠希も焦ってるみてーだ。

そりゃそうだよなー。

俺がいきなり現れて
山岸抱き抱えてんだかんな。

なんか俺余計なことしたか?

こういうことは彼氏の悠希がするから
様になんだもんな。

なんかとっさに助けてみたけど
こっからどうすんだかー。

顔には出してねぇけど
今俺はかなり悩んでる。