「死んだ…」
「いゃ…」
「え?」
「違うの。星麗。
ほんとは、わたしたち、、、
殺されたの。
カイルに…………」
「…っ……………
どーゆー…こと?…」
「あのね、あの人は何が何でも王になりたかったみたいなの。
けど、ほんとにあたしの事が好きだったみたい。だけど、それは叶わないってわかったみたいで…それで、カイルには星麗と同い年の男の子がいたみたいで…今度はその子をあなたと結婚させ、王にするとか言い出して…
でも、そのためには長男である皇星が…邪魔…って事になるの。だからあいつはわざわざ私たちの居場所を突き止め、皇星を狙って地球に来たの。」
「まって。それじゃぁ。
どーしてお母さんも死んだの?」
「皇星を庇って。に決まってるじゃない。
けど、あたしはバカね。あたしが死んだ所でどっちにしろ皇星は
殺されるのに。」
「ぇ…
つまりさ、あたしのせいで2人とも…」
「それは、違う!
勘違いしないで。星麗は何も悪くないの。
でも、あなたがシェルアに呼び出されたワケ。
それはね、リアムはあなたが産まれた時に言ったの。
この子は、すごい力を秘めてるってね。
それでね、あなたはもしかしたらまたいつ動き出すかわからないルーカートを止めるためにもあなたが必要って事になった。」
「え…あたし魔法なんて知らない。」
「大丈夫よ。
すぐ使えるよーになるわ。
ほら、あの~レオくんだっけ!
あの子も結構すごい子だわ!!あの子が近くにいるなら大丈夫よ♡」
「ぇ…何で知ってんの?」
「あたしは何でもしってんの!!」
「あっそー」
「あら、リアクション薄っ!
まぁ、いーわ。あと、もう一つ。あなたの名前。
星麗ってゆーのは、サブネームみたいなものなの。」
「はぁ?何それ?!
あり得ない!!!」