地球へ行ったわたし達家族はとにかく、心配だった。
もしかしたら、魔法戦争が始まるかもしれない。と、思ったから。
案の定予想は当たった。
ルーカートの国は、思ったよりも強く戦争は長くに渡って続いた。
そして、ある程度落ち着いたのはリシェールいや、皇星が産まれてから6年が経った頃だった。つまり、6年間もの間激しい戦いが続いたのだった。幸い王は生きていた。しかし、多くの犠牲者も出てきた。シェルア・ブルーはまだ安全とは言えない。そのためまだ帰ってはいけないという事になった。
地球に来てから七年。リアムとわたしの間に星麗が産まれた。しかし、数日後王は倒れた。そこで、私たち家族は一時帰るのを許され王の元へ向かった。
けど、星麗はまだ産まれたばかりでましてや私たちの子どもといっても地球で産まれた子。シェルアに連れて行くのは無理があった。
だから、ちゃんとシールドを張って行った。これなら幼い星麗を傷付ける事なく安心して行ける。でも、一応ベビーシッター代りにリアムの妹さんが来てくれた。そして、三人で故郷に久しぶりに帰った。
王は、まだ1人でなんでもできる状態に回復はしていたものの、もう王という役割を果たせる体ではなかった。
そして、リアムはシェルア・ブルーの王になる事になった。
しかし、王になるという事は留まらなくてはいけないという事。
しばらくの間、リアムとは離れなくてはいけなくなった。
わたしはすごくためらったが、皇星と星麗を守れるのはわたしだけなんだ。
と、自分に言い聞かせ皇星と共に2人でまた地球へ行った。
それから、星麗が11歳になった頃。わたしと皇星は…