そして、見つけた。
赤い目の人たちを。
その中の1人がシェルと目が合った。奴はシェルに優しく微笑みかけた。
その顔は誰もが虜になるくらいかっこよく、ちょうどシェルと同じくらいの歳だった。けど、シェルににはもう相手がいたから赤い目の奴の事なんか見向きもしなかった。
王の話も終わり皆が帰る頃シェルは一人その場に残った。色々考えるために。
王に赤い目の事を言ってもしあの人が犯人じゃなかったら赤い目の人にはとても迷惑をかけてしまう。でも一応言った方がいいのか。一人で悩んでいた。
すると、「シェル様?どうされましたか?ご気分がお悪いのでは?」
低く綺麗で優しそうな声が頭の上から聞こえた。
シェルは顔をあげその声のする方を向いた。「はじめまして。わたくしはカイルと申します。ルーカートという国の皇子てございます。」
シェルははっとした。なぜなら、その目は赤かったから。しかも、このカイルという人はさっきシェルに微笑みかけてきた奴だった。
シェルはすぐにその声に応えた。
「カイル…よろしくね。あなたの目。素敵な色ね。」
すると、カイルは
「いえ。シェル様のその青い目の方が美しいとわたくしは思いますよ。」
と返してきた。
意味深な笑顔とともに。
「そういえば、カイルは帰らないの?皆さんもうとっくに城から出たはずよ?」
「そうですね。わたくしも帰らなくては。それでは。」
「ええ。また会えるといいわね。」
「会えますよ。絶対。」
という会話をしてカイルは去って行った。
そのとき。
「シェル」
シェルの大好きな声が聞こえた。
そして、この人には言うと決めた。なぜなら、前に約束をしていたから。結婚の約束をする時に。“お互い隠し事はなし。嘘はつかない”って。
赤い目の人たちを。
その中の1人がシェルと目が合った。奴はシェルに優しく微笑みかけた。
その顔は誰もが虜になるくらいかっこよく、ちょうどシェルと同じくらいの歳だった。けど、シェルににはもう相手がいたから赤い目の奴の事なんか見向きもしなかった。
王の話も終わり皆が帰る頃シェルは一人その場に残った。色々考えるために。
王に赤い目の事を言ってもしあの人が犯人じゃなかったら赤い目の人にはとても迷惑をかけてしまう。でも一応言った方がいいのか。一人で悩んでいた。
すると、「シェル様?どうされましたか?ご気分がお悪いのでは?」
低く綺麗で優しそうな声が頭の上から聞こえた。
シェルは顔をあげその声のする方を向いた。「はじめまして。わたくしはカイルと申します。ルーカートという国の皇子てございます。」
シェルははっとした。なぜなら、その目は赤かったから。しかも、このカイルという人はさっきシェルに微笑みかけてきた奴だった。
シェルはすぐにその声に応えた。
「カイル…よろしくね。あなたの目。素敵な色ね。」
すると、カイルは
「いえ。シェル様のその青い目の方が美しいとわたくしは思いますよ。」
と返してきた。
意味深な笑顔とともに。
「そういえば、カイルは帰らないの?皆さんもうとっくに城から出たはずよ?」
「そうですね。わたくしも帰らなくては。それでは。」
「ええ。また会えるといいわね。」
「会えますよ。絶対。」
という会話をしてカイルは去って行った。
そのとき。
「シェル」
シェルの大好きな声が聞こえた。
そして、この人には言うと決めた。なぜなら、前に約束をしていたから。結婚の約束をする時に。“お互い隠し事はなし。嘘はつかない”って。