それからは誰も喋らずただ音楽が静かに流れているだけだった。



ふわっ


塩の香り・・・・・・・懐かしい。



もうあそこに行くことは無いだろうと思ってたんだけどな。



きっとあの部屋には誰も入れない。


鍵は私が持ってるし、それに部屋があること自体、知らないだろうしね。




あぁ・・・・・・・懐かしい場所が見えてきた。



紅龍青燐連合総本部  






   天龍華