マンションを出ると星の車があった。


年齢詐称して学校きてるからな、あいつ。


そう思いつつも車に近づくとドアが開いた。


由樹が先に乗り込んだ。


「あげは様~由樹様~おはようざいます~」


「おはよう、星。今日は急いでるから飛ばしてもいいよ」


「ありがとうです~。ではしっかり摑まっててください~」


星はそういって一気に車を走らせた



家から学校はかなり近い。

だから2分で着いた。


由樹のバイクだと5分くらい。

安全運転だからね。


「星、ありがとう。授業中に呼び出してごめん」


「あげは様~、とんでもないですよぉ~。サボってましたからぁ~」


星はにっこり笑ってそういった。


こいつ本当に20歳なの?