「きっと薬をやってる族を潰しに来たんでしょうね。 でも外で人が死んでるから不信にでも思ってるんじゃないかしら」 「きっとそうだね。だから慎重に中を進んできてるわけだ。 奏は結構堂々としてるみたいだけど、内心はきっと驚いてるだろうね。」 そういってクスクス笑う由樹は本当に腹黒いと思うわ。 「そろそろ行きましょうか。逃げられても困るわ」 「そうだね」 そう言って天井から組長の部屋の上へと移動した。