...痛い。 頬をまた殴られた。 目線を上げると、腕組みをするギャルのリーダー。 また今日もあたしは呼び出された。 「また今日も、姫くんの側にいて......」 嫉妬の視線があたしに向けられる。 そんなの、知らない。 そんなの... 「自分の責任じゃん...」 気付いたら、あたしは声に出していた。 やっば......。 「は? 何言ってんの?」 案の定あたしはギリッと睨まれた。