そして、入り口に立ってる人に目を向ける。 「やっほー。ボブ」 暢気に厳つい男性の肩を叩く。 「相変わらずの態度だな。一応先輩なのに」 呆れたように溜息をする。 先輩っつっても、一歳しか変わんないじゃん! って言いたい。 でも、これを言うと、また話が長くなるから言わない。 「今日は何の収録なのー?」 「前日に内容が書かれた紙渡しただろ?! 見てないのか?!」 引かれるようにして驚かれた。