他の3人は?!



視線で探すも見当たらない。




じっと、視線を下に向ける。




「たお...れてる...」




3人共、すっかり伸びきっていた。





「...これも、椎がやったの?」




驚きを隠せない表情を椎に向ける。





気怠そうにアクビをする彼。




「ん? 滑って転んでた」




興味もないような口調で椎は応えた。




「嘘でしょ」




「それよりも、早く帰ろー」





疑問を抱いたけど、外は寒い。




これ以上聞いても、椎はなにも答えなさそうだったから帰ることにした。





帰る前に、支部に連絡して片付けといてと伝えて。