風は冷たいのに、 あたしの体は汗を出しそうなくらい熱い。 鼓動は速過ぎて、苦しいくらい。 手汗がすごく気になるけど、離して確かめる勇気はない。 椎の手は、相変わらず冷たくて、ひんやりしている。 あたしの手の熱さには、もう気付いてるんだろうな...。 あたしのこの気持ちも、 伝わっているのかな。