「優斗、お前もなんか注文しな。ただで長居は失礼だろ。」

一通り話し終わったあと、丸山さんがそう言った。


「んーじゃあ、ミルクココアと、チキンドリアで」

「相変わらずガキみたいなメニューだな。」

速水さんが笑いながらご飯を炒め始める。

「”みたい”じゃなくて、本当にガキなんですよ。」

丸山さんが冷蔵庫から牛乳を取り出す。