「メールも電話も反応がないから、2日前くらいに家行ったんだよ。 そしたら優斗、怪我してて。 本人は転んだって言ってたけど、明らかに転んだものじゃなくてな。 心配だったけど、誰にも言うなってうるさくて。 そしたら昨日の夜、電話かかってきて、ずっと同じこと繰り返すんだ。」 丸山さんはそこで言葉を止めて、私を見据えた。 私は言葉が見つからなかった。 丸山さんは言葉を続ける。