兄貴はつまらなそうに頬を膨らます。


「本当に残念。かわいい弟の初恋が、俺のお古なんて。」

俺の頭を撫でながら、そう言う兄貴。

わざと傷に触れているのがわかった。
俺は痛みに顔を歪める。