バイトが終わり、久しぶりにカメラを持って外に出た。 夜の静かさだけが私の頭に響いていく。 ツンと鼻を刺す冬の冷たさが身にしみた。 見慣れた景色を切り取っていても、お父さんのことが思い出された。 冬の冷たさとは違う何かが、鼻の奥でツンとした。