少女は嬉しそうに座って水筒の中身を飲み始めている。
「あれ?カミルは飲まないの?」
少年は腰にさげた剣をただただ磨いている。
「俺は別に休憩しなくても平気だったからな」
ふんっと厭味を告げて剣を鞘にしまった。
「5分経った…
行くぞ、ヴリュエル」
立ち上がり、少女が座っているままの布を引っ張り、それを畳む。
「いったーい!!」
勿論、座っていたヴリュエルはその場に転んでしまう。
「ひどい!
年下のしかも可愛い女の子相手にそれはないでしょ!」
「確かに、性別や年下は認めるが、可愛いはどうなんだ?」
悪びれない平然とした態度に少女はますます口を尖らせてムスッとする。
「カミルの…意地悪!
だい、だい…大っ嫌い!」
少女はそのまま走り出してしまう。
「アノ馬鹿…」
少年は溜息をつき、仕方なくあとを追う。
「あれ?カミルは飲まないの?」
少年は腰にさげた剣をただただ磨いている。
「俺は別に休憩しなくても平気だったからな」
ふんっと厭味を告げて剣を鞘にしまった。
「5分経った…
行くぞ、ヴリュエル」
立ち上がり、少女が座っているままの布を引っ張り、それを畳む。
「いったーい!!」
勿論、座っていたヴリュエルはその場に転んでしまう。
「ひどい!
年下のしかも可愛い女の子相手にそれはないでしょ!」
「確かに、性別や年下は認めるが、可愛いはどうなんだ?」
悪びれない平然とした態度に少女はますます口を尖らせてムスッとする。
「カミルの…意地悪!
だい、だい…大っ嫌い!」
少女はそのまま走り出してしまう。
「アノ馬鹿…」
少年は溜息をつき、仕方なくあとを追う。