―春―

俺、佐倉愛斗(サクラアイト)は親友宮下光輝(ミヤシタコウキ)と一緒に『桜の木の下学園』に来ている

「あぁーもう俺ら高校生なんだなー」

「おぉーそうだなぁ」

2人でクラス表をみていると

ドンッ

誰かがぶつかってきた

「いてっ」

『ご・・ごごごゴメンナサイ!!!!』

なんだコイツ?

顔を見てみるとスゴク可愛い

くりっとしている大きな目

ぷっくりとしている小さな唇

くり色の少し長めな髪の毛

すべてが可愛かった

「愛ー先いかないでよー」

誰かがこっちに向かって走ってくる

「愛ー大丈夫?ってあーーーーー」

なぜか指をさされている

なんだ???










「もももも・・・もしかして・・・・佐倉・・・愛斗く・・ん?」


「なんで俺の事しってんの?」