真っ暗な部屋。
ろうそくの火が怪しく光っている。

「やっちまったよ」

山田が丸いテーブルに伏せた。

「まさか、アナタが告発されそうになるなんてねぇ」

奥の方に座った女性がフッと微笑んだ。

「本当は副作用で自然に殺そうと思ってたのに……私としたことが」

「アナタの言い訳は聞きたくないわ」