「シャラオ、やっぱり山田さんを犯人にするのは、どこか無理があるんじゃないか?」 「どういう意味ッスか?」 「そのままの意味だ」 紘哉は霞の側によると、肩を軽く叩いた。 「残念ながら、俺とお前は相容れないらしい」 「当たり前ッス。チョコ派とは、わかり合うことなんてできないッス」 「俺もだ。ガム派とは反りが合わない」 霞はムスッとした表情で尋ねた。