「佳恋愛ちゃん」
明るく声をかけてきたのは
田中 ゆい
ちょー可愛いの(笑)
いま一番仲がいいんだ。

「いいなあ、その席」
はい?
「はー?どして?」
あたしは聞いた。
ゆいは顔を赤らめてあたしの斜め前を
指差した

「あー、名前…わからん」
あたしはその指さされた人の名前を知らなかった
顔はイケメン
一見クール

ゆい…まさか…
「ゆい、もしや…」
ゆいはにやけた
いいなあ恋してて。
「あたし協力するよ!」