斗真が仕方なく電話をとると、フロントの人がとんでもないことを言った。




「明日美様にお客様がお見えです。今部屋にご案内いたします。」




部屋に入って来たのは、円香とその彼氏だった。




店を休みにして、彼氏と北海道旅行に来たら、私が風邪をひいたことを聞き心配で訪ねてくれたのだ。




何故かご機嫌斜めの斗真。



「何よ、心配してお見舞いに来たのに、斗真君さっきから私を睨んでるよね。」



「円香気にしないで、斗真はいつもこんな顔だから。」




「又、邪魔された。明日美とエッチ出来なかっただろうが。円香のバカヤロウ。」




「え、何まだしてなかったの?あり得ないわ。」




円香止めてよ!




「帰れよ、円香。」




「やだ、帰らない。このホテル私たちが泊まってるホテルより素敵なんだもの。今日はここに泊まる事にする。」




円香のお願いを断れない私に、斗真は益々機嫌が悪くなった。




「円香の好きにしろ!」




斗真ありがとう。




円香の彼氏素敵。イケメン俳優みたいだ。




「アンニョンハセヨ、チョウム ペッケッスムニダ、マンナソ パンガプスムニダ。」




???どこの人?



何語話してるのか分かりません。