渚んちはもうみんなの溜まり場だから
行けば大体人はいるし、渚が家にいればノックしなくても勝手に入れる。


だから美優とみんなを驚かせようとして
おそるおそる家に入った。

そうしたらリビングから翼の声が聞こえてきた。


あたし達はリビングから進んだ近くの渡り廊下で
耳をすませて聞いていた。


「もうすぐで宿泊行事じゃん!」

「ふーん」
「へーえ」

みんな興味ないし...
翼だけはしゃいでるし(笑)

「宿泊場所ってどこよ?」

「いい事聞いた!悠真!実はなぁ、どっかのホテルだって!」


「どっかのとか大丈夫なのかよ」

「うるせーよ渚!俺は物覚えがわりいんだ!」

「どーでもいいわ」