「おい」

門から低い声が響いた

「何だ?」

「そいつら帰してやれよ」

「誰だあ?」

あたしと美優も誰だか疑い後ろを見てみた

そこに立っていたのはなんと
沢田渚だった

「先ー輩。後輩いじめちゃ駄目じゃないっすかー」

沢田渚の後ろには赤髪のいかにもヤンキーで元気そうな人がいた

沢田渚の友達?
友達までイケメンなの!?
って今はそんな状況じゃなかった

「お前らには関係ねーだろーが」

「それが関係あんすよーこの子達俺らのツレ何でさ!」

赤髪君があたしの隣に来て肩に手を回して言った