「繭、お花見しよう!亮と、お兄と、悠太で。」

「ママは?ママはいないの?」

「ママに見つかったら怒られちゃうよ。な、クローバー探すから、な?」

「クローバー!?ホント!?」




クローバーが大好きで、
つい、つられてしまった。

食器などは亮たちが持っていって、
ご飯類は、お兄ちゃんが持っていくことになっていた。




「よし。いくか!」

「あ、待って!!忘れ物した!!あ、お兄ちゃんは先行ってていいよ!」

「わかった。すぐ来いよ?」

「うん!」




そうして、お兄ちゃんは先を走って行ってった。