「ハルナちゃん。もう一回聞くよ?梛稀妓君、紹介してくれる?」

 それだけは絶対にヤだ。

 首を横にふった。


 すると、

 「ふん、そんなに痛い目にあいたいのね。」


 マリカが手をあげハルナを

 叩こうとする。


 ハルナは怖くて目を閉じた。






‥あ‥れ?

 叩かれない。


 目をあけると


 ひろ君っ!?

 ひろ君がマリカの手を

 止めていた。