ハルナは両手をつかまれた。


 「ちょ‥!なにっ!?‥マリカっどうゆうことっ!?」



 「ハルナちゃん。ちょっと調子乗りすぎぢゃない?」

 後ろにいた子達も、

 「ちょっと優しくされてるからっていい気になるなよ」

 「お前なんか相手にされないよ。マリカのほうがずっと可愛いし」



 涙が出てきた

 泣きたくないっ

 泣いたら負けたようなきがした


 どうしたらいいか分かんない。



 もう涙が止まらなくなった。

 次から次へと涙が頬を伝う。

 真冬の寒さで

 ぞっとし鳥肌が立つ。