━━━放課後。

 「マリカー!ごめんね、遅れちゃって。」

 「ううん。大丈夫だよっ。それよりね‥」


 マリカは口をモニョモニョして焦れったかったので

 なに?

 と聞いた。


 すると話し始めた。



 「あのね‥。ハルナちゃんね梛稀妓(ナキギ)君と仲いいよね?」


 梛稀妓とはひろ君の事だ。


 「それでね、梛稀妓君を紹介してほしいの。一目惚れしちゃってね。エヘヘ」


マリカはこの学校1可愛いだろう。


でも紹介はできない。


 「嫌だ。ハルナひろ君の事スキだもん。誰にも紹介しないよ」


 すると、

 靴箱のかげから

 10人ぐらいの人が出てきた。