「咲ちゃん。おばちゃんは咲ちゃんが家に来た時から咲ちゃんのお母さんだから。おじちゃんもお父さんよ。遠慮なく何でも言わなきゃ。

今まで尊と同じように接してきたつもりだから。

そりゃあ、男と女の違いはあるから何でも一緒という訳にはいかない。女には女にしかわからないこと、あるでしょう。もっと頼って欲しいな。

こう見えても咲ちゃんと同じようなことあったんだよ?

これから先、色々悩む事があったら相談して欲しい。

おばちゃんの夢はね、娘と恋バナする事。ふふ。」

おばちゃんは優しい顔で微笑むとお茶を一口すすった。

「おばちゃん?」

「ん?」

「私、おばちゃんもおじちゃんも大好き。尊も好きだけど…よくわからないの。」

「何が?」