電光掲示板をじっと見つめ、結果が出るのを待った。
パッとタイムが表示される。
友美は…?
三位!やった。三位に入った!!
僅かの差で残念ながら二位には追いつかなかったけど、1秒も差がある訳ではない。タッチの差といったところだ。
戻って来た友美に抱きついて、「おめでとう!よかったね、よかったね。」と喜びを分かちあった。
次は先輩の番だ。
友美の時より少しは落ち着いて見ていられそう。
スタート台に上がる前の様子を見ていると、何か…足を気にしているように見えた。
どうかしたのかな。
ピッ!
飛び込んで泳ぎを見ていたけど、何も変わった様子はない。
何だ、気のせいか。