「……ボス!!いきなりごめん」
「ああ…構わねえ、何かあるんだろ?」
倉庫に集まるなかボスに駆け寄り軽く謝ればさらっと流すボス。
「……浬津、仕事してたでしょ…」
「あっ…やっぱわかる?」
ボスの横にいる浬津に少し顔を歪めて言えば気まずそうに答える。
きっと、殺害依頼だったんだろうけど…血の匂いに更に顔を歪める。
「……まあ他はわかんないと思うけど、シャワー浴びなきゃ気持ち悪くない?」
「だよなー……シャワーある?」
その言葉に頷き下っぱに案内をまかせ幹部部屋までボスを連れていく。
「……俺、大雅と伊折以外会ったことねえな」
「…まあ騒がしい人たちだよ」
「ふっ……元気でいいじゃん」
冗談を交えて話していれば部屋につき入れば一瞬皆が静になり固まる。
「……劉さん?久しぶりです」
「大雅か…でっかくなったな」
「まあ、成長期ですからね」
大雅はボスと気付き気軽に話すがまだ皆は緊張しているからかガチガチに固まったまま喋らない。
「……私のボス、相渡 劉」
「あー…蓮南の保護者だ、よろしくな」
一応…と思い紹介すれば周りもまだ多少は緊張しているものの一人一人、自己紹介をし始める。
……まあ始末屋のボスだし、普通なら恐がるし緊張するよね…
そう思いふう…とまた息をはく。