でも…


急にドキドキしたり


泣きたくなったり


ムカムカしたり



笑顔になったり…









「調子狂っちゃって自分がわかんないの……」


また溜め息をついて隣を見ると、清ちんは不思議そうな顔をしていた。




「で?何がわかんねぇんだよ?」


「え?だから…自分が。」






「………………。」




「………………。」







…………。



しばらくの沈黙に、二人共首を傾げた。






「……お前は、要するに唯井がす…」


「言わないで!!恥かしいから!!」



真っ赤になる私を、清ちんはああ。と頷いた。






「…唯井はたぶん…臆病になってるんじゃないか?」



「え?どういう意味?」


「だから…唯井は色々我慢してきてっからその…愛情…とかも、もし愛されてなかったらどうしようとか…思うんじゃねぇの?」




顔を赤くする清ちんに私はキョトンとする。

「清ちんでもそういうこと言うんだ…。」


「ばッ……俺を何だと思ってんだよ!?」








あークソッと呟いて耳を赤くする清ちん。










「もしかして……市を慰めてくれてるの?」


清ちんは一瞬で口をパクパクさせる。