「痴漢を捕まえてほしいぃぃぃぃ!!??」


風が心地よい屋上で、皆は声を響かせる。



「うんッ。那己くんねいっつも痴漢に合うんだって。だから助けてあげようと…」


「え!?でも那己くんって怪力なんでしょ?そんな奴ぺらっぺらに倒せるんじゃないの?」


「そうなんだけど…那己くん男の人大好きでしょ?だから…別に本人は嫌がってないみたい…。」




しぃ…んと静まり返った中で、清ちんだけが身震いをしていた。(汗)






「…え…じゃあなに?お市が電車に乗って痴漢野郎を捕まえるわけ?」


ミネちゃんがウィンナーをホークで差しながら聞く。


「え?そうだけ…」


「「絶対ダメ!!!」」


ミネちゃんと唯井新政が必死に大声で言った。



「えぇ?駄目なの?」

私がオロオロして言うと、ミネちゃんはぎゅっと私の手を握る。



「お市をそんな薄汚い酔っ払いオヤジに危険をさらさせるなんて私にはできないの!ってことでそこの男共よろしく!!」


「エエエエエ(゜Д゜)」