「でも好きって言われたんならちゃんとその人のこと大切にしなはらんとね。お市さんはその人の事どう思ってはるの？」



「あ…新政くんのこと……？」







私……



新政くんのことどう思ってるんだろ。



「さ、里子ちゃんは那己くんの事好きなんでしょ！？」



私は急に話を変える。

すると里子ちゃんは急に顔を曇らせた。



「そうねェ。好きよ。でも那己くんは違う。」


「え…どうして？すごく仲良いのに。」







「……那己くんは私の事恋愛対象に見れないと思うわ。」


なんで？


まさかロリコンとか！？


私と同じオタクだからとか…！？









その時急に清ちんの悲鳴が響いた。


「うわぁぁあっ」



「清ちん！？」


里子ちゃんはその悲鳴を聞いて目に涙を溜める。


「やっぱり……っ。」

「どうしたの里子ちゃん！？何かあるの？」






「那己くんは私の事恋愛対象としてみてくれない…………だって那己くんは男の子が好きだからっ！！」










………………はい？



「え…何の冗談？」



「冗談じゃないわ！今日だって、清ちんさんに会いたいから連絡してくれって！！そしたら二人っきりにしてくれって！！」



す…清ちんーーーーーッッ！！！