…そんな苦労があって土曜日。


私は清ちんと戦国ゲームをしていた。


「あっ!!お前…その技使うのやめろよ!!」



「ふっはっはっは。貴様には避けられぬまい。」



毎日積み重ねてきたゲームで、私は圧勝。


清ちんはくやしそうに地団駄踏んでいる。(ふっはっは)



ジュースを飲んで休んでいる間、清ちんは思い出したように声をあげた。


「あ…!お前明日唯井とデートだったよな?」



………デート?


「あああああ!!」



忘れてたぁぬぁーーッ!!!


「忘れんなよ!?」



清ちんはジュースを噴出す。



だ…だって…ッ


ミネちゃんの魔術のせいでずっと忘れてたのよ!!



「きゃーッ!!ヤバイー!!デートって何するの!?」



「一度も付き合ったことがない俺に聞くなよ…。」



清ちんは自分で言って落ち込んでいる。


チッ使えねーなぁ。




「おい…心の声聞えてんぞ。」




「明日…かぁ。何着てこ…」



「…お前ミネからもらった服とかあんだろ?亜美とかマーチからも。」


「そっか!!清ちん頭イイッ!!」



私はタンスを開けると結構な量の服が出てきた。


…前に比べたら凄い量☆